F社のマシン

メーカー製PC技術者の心の闇 - 量産型ブログのハナシが、どうもひっかかっている。自分も、F社製のノートPCで、6GB/12GBの構成に驚いた経験があるからだ。*1
ざっと調べてみたところ、2001〜2003年モデルの一部が該当するようである。

無駄なことかも知れないが、「動機を詮索」してみる。

ユーザーデータは別ドライブに
ありきたりの理由だが、一旦システム管理者を経由させ、各所の設定を変更してからエンドユーザーに配布される、という流れを想定しているのであれば考えられなくもない。不具合が起こったときに、躊躇無くリカバリできるのであれば、管理者の負担も軽減される。
バックアップを別ドライブに
システムのスナップショットを、別ドライブや外部記憶装置に作成するソフトが添付されていた模様。上記と合わせて考えれば、納得できなくもない。
Norton Ghostに制限?
F社は、システムリカバリNorton Ghostを採用しているベンダーの一つである。そのバージョンが古いとか、コスト面から機能(容量)制限のあるものを採用したのではないだろうか。WinXP/NTFSの時代にあっても、リカバリの第1段階はFAT32→第2段階以降でNTFSにコンバート、という方法は珍しくない。件のソフトに明るくないので何とも言えないが、もしそうであれば、8GBではなく6GBというのは中途半端に思える。
リカバリ時間の短縮
上記3つのオマケみたいなもの。あまりウリにはならないが。
Linuxへの取り組み
F社は、Linuxを積極的に推進するベンダーの一つである。つい最近まで(今でも?)、Linuxの/boot(又は/)は先頭から8GB以内という制限があった(ある)はずだ。導入済みWindowsとのデュアルブートを念頭に置けば、6GBというのは絶妙な線引きであると言える。

といったあたりが私の想像の限界。

*1:そのマシンは、「アプリが多くドキュメントが少ない」という使い方だったので、IEのキャッシュを4MBに制限し、pagefile.sysをD:に逃がすことでとりあえず何とかした。